三井松島ホールディングス(HD)は18日、自社株の公開買い付け(TOB)を実施することを発表しました。買い付け価格は同日終値を8%上回る1株5000円で、総額は約200億円に達する見込みです。買い付け期間は19日から7月16日までとなります。
この決定は、大株主である旧村上ファンド系の投資家が保有する株式の多くを売却する意向を示していることを受けており、株価への影響を考慮したものです。旧村上ファンド系の投資家は、三井松島HD株の約41%を保有しています。
三井松島HDは、5月に最大200億円の自社株買いを実施すると発表しており、今回のTOBでは取得総額を変えず、取得する株式の上限を発行済み株式数(自己株式を除く)の35.8%にあたる400万株に引き上げました。従来の上限は350万株でした。
なお、TOBによって取得した自己株式の処分方針については、現時点では未定とされています。

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