オーストラリア最大の富豪であるジーナ・ライナート氏が、スペースXの株式を10億ドル超取得したことが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の月曜日付報道で明らかになった。WSJが引用したライナート氏のメール声明によると、同氏はこの投資について、ハンコック社がCEOイーロン・マスク氏への信頼を示すものであり、テクノロジーとイノベーションへの西側諸国による継続的な投資の重要性を強調するものだと述べている。
スペースX、史上最大のIPOを完了
スペースXは先週、史上最大規模の新規株式公開(IPO)を完了し、米国で最も時価総額の高い上場企業の一つとなった。同社は12日にナスダックに上場し、1株135ドルの目標価格に対し、初日の取引は150ドルで始まり、一時176.52ドルまで上昇。終値は161.11ドルで、目標価格から19.34%高で引けた。時価総額は約2兆1000億ドルに達した。
マスク氏、世界初の「トリリオネア」に
2002年にスペースXを創業したマスク氏は、このIPOを経て世界初のトリリオネア(兆万長者、資産1兆ドル超)となった。ブルームバーグの富豪番付によると、同氏の総純資産は1兆1100億ドル(約166兆5000億円)に達し、世界一の富豪としての地位を確固たるものにした。マスク氏はスペースXの株式の42%を保有しており、同社のあらゆる事業に対して実質的に単独で支配権を有している。
ライナート氏の投資戦略
ライナート氏は鉄鉱石事業で巨万の富を築いたオーストラリアの鉱業大富豪であり、近年は米国市場への投資を積極的に拡大している。同氏のハンコック・プロスペクティング社は、これまでに米国防関連株やレアアース関連企業にも大規模な投資を行ってきた実績がある。今回のスペースX株の取得は、先端テクノロジー分野への西側諸国の継続的な投資の重要性を強調するものとして位置づけられている。
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