中国で株式マネーの流出が拡大しており、特に2023年7月には9兆円近くが大陸外へ流出し、過去最大を記録しました。この流出は、不動産不況が長引く中で、投資家が資産形成をしやすくするために当局が国内外の株式投資を促進したことが背景にあります。
上海株は10年ぶりの高値に達していますが、将来への不安が影を落としており、資金流出が増加することで人民元安の圧力が高まる可能性があります。中国国家外貨管理局は、毎月国内の銀行を通じて企業や家計が大陸外と取引した資金を集計しており、貿易や投資活動がその対象となっています。
このような状況は、国内経済にどのような影響を及ぼすのか、今後の動向に注目が集まります。

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