米国の主要株価指数が最高値を更新する一方で、輸送株は厳しい状況に直面しています。特に、ダウ輸送株指数は19日に前日比で小幅に下落し、今年に入ってから約2%の下げを記録しています。昨年の最高値に比べると、約12%も安い水準です。このような動きは、相場全体が利下げによる緩和マネーに沸き立つ中でも、輸送株が物色の圏外に置かれていることを示しています。
市場関係者の中には、輸送株の低迷を景気悪化の兆候と受け取る声もあります。特に、鉄道、航空、貨物輸送、トラック輸送などを手掛ける銘柄が含まれるダウ運輸株平均の低迷は、景気の弱さを示唆していると指摘されています。
このような背景の中、米国株式市場全体はハイテク株を中心に上昇しており、特にナスダック総合指数やS&P500は過去最高値を更新しています。これに対して、輸送株の動きは相対的に弱く、投資家の関心が他のセクターに移っていることが伺えます。
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