日本時間の2日未明、インドネシアのレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁は噴火による津波の有無や日本への影響を調査していますが、午前8時現在、国内外の観測点で目立った潮位の変化は観測されていないとのことです。
噴火の詳細と影響
気象庁によると、噴火は日本時間の2日午前2時10分ごろに発生し、噴煙は約1万9000メートルまで上昇しました。大規模な噴火が起きると、気圧波による津波が発生する可能性があります。もし津波が発生し日本に到達する場合、最も早い時期で沖縄県に2日午前5時半ごろ到達する予想ですが、現時点では特に異常な潮位の変化は確認されていません。
レウォトビ火山の活動状況
レウォトビ火山はインドネシアのフローレス島東部に位置し、標高約1700メートルの二つの山から成り立っています。特に「レウォトビ・ラキラキ山」では、昨年11月に発生した噴火で犠牲者が出たほか、今年の3月から7月にかけても噴火が相次いでおり、活動が活発です。これまでの噴火では、日本への津波の影響は確認されていません。
警戒レベルの引き上げ
インドネシアの火山地質災害対策局は、レウォトビ・ラキラキ山での噴火活動が活発化していることを受け、今年6月中旬に警戒レベルを最も高いレベルに引き上げ、周辺住民に対して警戒を呼びかけていました。最近では、7月7日と8月1日に大規模な噴火が発生しています。
気象庁は引き続き日本への影響を調査し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
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