ホンダが24年ぶりに復活させた新型「プレリュード」が、発売からわずか1ヶ月で販売計画を大幅に上回る受注を記録しました。2025年10月7日の発表によると、累計受注台数は約2400台。これは月間販売目標の約8倍に相当します。想定を超える人気により、現在一部販売店では受注停止の措置が取られています。
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約24年ぶりに復活した名車「プレリュード」
初代プレリュードは1978年に登場し、スタイリッシュなデザインと先進的な走行性能で「デートカー」として一世を風靡しました。
しかし2001年に5代目が生産終了して以降、長らくその名は途絶えていました。
そして2025年9月4日、ついに待望の6代目新型プレリュードが登場。
4人乗りクーペとして復活したこのモデルは、デザイン性・走行性能・環境性能・実用性を高い次元で融合しています。
パワートレインは「e:HEV」搭載! スムーズで力強い走り
新型プレリュードには、ホンダ独自の**ハイブリッドシステム「e:HEV」**が搭載されています。
2.0L直列4気筒エンジン(最高出力141馬力・最大トルク182Nm)とデュアルモーター(最高出力184馬力・最大トルク315Nm)を組み合わせ、CVTを介して滑らかな加速を実現。
さらにWLTCモード燃費は23.6km/Lを達成し、スポーティさと環境性能を両立。
加えて、ホンダ初の制御技術「Honda S+ Shift」が採用され、パドル操作によるダイレクトな変速感も体感できます。
デザインは“ワイド&ロー”なプロポーションで高評価
外観は、流麗なルーフラインとクーペ特有のフォルムが印象的。
他のホンダ車とは異なる新しいフロントマスクが採用され、エレガントかつスポーティな印象を強調しています。
ユーザー評価では以下の点が高く評価されています。
- ワイド&ローの伸びやかなプロポーション
- 鋭いシフトフィールとレスポンス
- 優れた足回りとシャシー性能
- 日常使いにも便利な積載性
特に、スーツケースやゴルフバッグも積める使い勝手が好評です。
主な購入層は50〜60代、セカンドカー需要も高まる
ホンダの発表によると、新型プレリュードの主な購入層は50代・60代。
かつてのプレリュード世代が再びハンドルを握る形となっており、懐かしさと最新技術の融合が心をつかんでいます。
また、新規購入だけでなくセカンドカー需要としても注目されています。
人気カラーは「ムーンリットホワイト・パール」
ボディカラーの中でも圧倒的に人気なのが「ムーンリットホワイト・パール」。
受注全体の**約63%**がこのカラーを選択しており、プレリュードの上品で洗練されたスタイルを引き立てています。
一部店舗で受注停止! ホンダは「増産」も検討中
好調な売れ行きにより、ホンダは一部店舗での受注を一時停止。
現在は生産体制の見直しや増産を含めた対応を検討しており、今後の発表に注目が集まります。
ホンダによると「想定を大きく上回る反響を受け、生産体制を調整中」とのことで、再開時期は追って発表される見込みです。
まとめ
新型プレリュードは、ホンダの技術とデザイン哲学を象徴する1台として華麗に復活しました。
想定を超える人気によって一部店舗で受注停止となりましたが、今後の増産対応が期待されます。
50代・60代を中心に熱狂的な支持を集め、**“令和のデートカー”**として新たな伝説を築きつつあります。

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