ヴァンエック、バイナンスのブロックチェーンを追跡するETFの申請を提出

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Crypto

資産運用会社のヴァンエックは、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが手がけるブロックチェーンを追跡するETFのシェアを販売するための書類を、米証券取引委員会(SEC)に提出しました。5月5日に提出された「S-1」書類は、米国でBNB ETFの申請を行った初めてのものであり、注目を集めています。

BNBとその背景

BNBは、バイナンスが2017年に立ち上げたBNBチェーンのネイティブトークンであり、取引所内での手数料の割引や、さまざまなサービスに利用されています。ヴァンエックの申請によると、同ETFが承認されれば、投資家はステーキング報酬や追加トークン、その他の収入を得ることが可能になるとされています。

ステーキング機能の承認に向けた期待

過去には、ゲーリー・ゲンスラー前委員長の下でSECがステーキングに強く反対するスタンスを取っていたため、現在取引されている複数のイーサリアム(ETH)現物ETFはステーキング機能を含んでいませんでした。しかし、新たに就任したポール・アトキンス委員長は、ステーキング機能を承認する方向に傾くとの期待が高まっています。

最近、グレイスケール(Grayscale)はイーサリアムETFでステーキングを認めるよう求める修正書類をSECに提出し、ヘッジファンドのカナリー・キャピタル(Canary Capital)もステーキング機能を備えたトロンETFをローンチするための申請書を提出しました。これにより、暗号資産ETFに対する規制の動向が注目されています。

SECの決定と今後の展望

ここ数週間、SECは暗号資産ETFに対する決定の期限をいくつか遅らせており、ヴァンエックの申請についてもまだ決定を下していません。ヴァンエックは最初の申請書に続いて「19b-4」書類を提出することで、その意図を公式なものとし、SECに決定期限を課すこととなります。

BNBの市場状況

記事執筆時点で、BNBは596ドルで取引されており、過去24時間で約0.27%上昇しています。時価総額は839億ドル(約12兆円、1ドル=143円換算)で、時価総額では第5位の暗号資産となっています。ヴァンエックのETF申請が承認されれば、BNBの市場に与える影響は大きいと考えられます。

このように、ヴァンエックのBNB ETF申請は、暗号資産市場における重要な動きとなる可能性があり、今後の展開が注目されます。

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