気になる暗号資産5選！

APT

Aptos（APT/アプトス）は、メタ社の元プロジェクト「Diem」で用いられた「Move」というプログラミング言語を採用したレイヤー1のブロックチェーンです。特に、DAO、DeFi、NFT等を支えるWeb3のインフラとなることを目指し、高速なトランザクションと低コストを実現するために設計されています。Block-STMという技術を使い、複数の取引を同時に処理し、トランザクションの効率性と速度を向上させています。

ICP

Internet Computer Protocol（ICP）は、Web3の構築と分散化を可能にする独自のブロックチェーン技術です。これにより、従来のインターネットやソーシャルメディアプラットフォームによって生じていたプライバシーやセキュリティの問題を解決し、ユーザーが自らのデバイスの生体認証技術を用いて認証し、速やかにファイルの保存やメディア共有、NFTや暗号資産のトランザクションを行えるようにしています。データの完全な分散化が可能で、デベロッパーはスマートコントラクト（キャニスター）を用いて、既存のインターネット技術に依存しないオンラインサービスを構築できるのが特徴です。

ICPは価値を持ち、スマートコントラクトの計算やガバナンスに参加するための投票、さらにはWeb3サービスに投資するために使用されます。プロトコルはワールドコンピューターとして機能する、専用ハードウェアで運営されるネットワークと結び付いており、チェーンキー暗号化フレームワークによって透過性とセキュリティが確保されています。サブネットブロックチェーンは拡張性を提供し、マスターサブネットによって制御される分散型オートノミアスオーガナイゼーション（DAO）を通じてガバナンスが行われます。

キャニスタースマートコントラクトは、高度な分散アプリケーションを構築するための、効率的で強力なツールを提供します。Internet Computerは、新しいタイプのウェブサービスをホストし、異なるブロックチェーンとウェブサービス間でのインタラクションを容易にする目的で設計されています。

UNI

Uniswapはイーサリアムベースの分散型取引所（DEX）であり、自動マーケットメーカー（AMM）モデルを使用している主要なプラットフォームです。取引高は2023年11月に約1830億円に達しました。中央集権型取引所と異なり、Uniswapでは中央管理者なしで取引が行われ、流動性プールとスマートコントラクトを活用して迅速な取引を可能にしています。Uniswapでは、流動性提供者（LP）に対してUNIトークンを報酬として提供し、これらのトークンはガバナンストークンとしても機能し、ユーザーに組織の意思決定への投票権を与えます。

FLOW

FLOWはDapper Labs社によって開発された独自のブロックチェーンです。FLOWの目的は、イーサリアムのスケーラビリティ問題に応答し、よりパフォーマンスに優れた環境を提供することであり、シャーディングではなくトランザクションの機能分割を通じて効率向上を図っています。このブロックチェーン上で、専用のフロートークンが流通しており、Dapper Labs社はFLOW USDというステーブルコインも発行しています。FLOWは特にブロックチェーンゲームやDeFiとの相性が良いため、注目されています。NFTゲームやアプリケーションの開発における実績も豊富で、NBA Top Shotのようなサービスを通じてNFT市場をリードしています。FLOWブロックチェーンの高い性能は、データの安全性と流動性を提供し、投資家や企業の間で評価されています。それにより、NFTを始めとするさまざまなデジタル資産の取引に利用される可能性があります。

FIL

ファイルコイン（FIL）は、分散型ストレージネットワークにデータ保存サービスを提供する代わりに使用されるトークンです。このネットワークはJuan Benet氏によって設立されたProtocol Labs社が開発したIPFS（InterPlanetary File System）技術を基盤としており、従来の集中型ストレージから分散型へのシフトを実現しようとしています。データの分散保存により、耐障害性とセキュリティが向上し、Web3.0のインフラとして注目を集めています。