4月の雇用統計発表:アメリカの雇用市場は堅調を維持

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2025年4月の雇用統計が発表され、アメリカの雇用市場は依然として堅調に推移していることが示されました。米労働統計局の報告によると、4月には17万7000人の雇用が増加し、これはアナリストの予想である13万人を上回る結果となりました。また、3月の雇用増加は当初の22万8000人から下方修正され、18万5000人となっています。

失業率は4.2%で、予想通りの数値であり、3月と同水準を維持しています。この結果は、先月の解放記念日に関税発表が行われたことで市場が暴落し、サプライチェーンの専門家が想像もしなかった不確実性に直面して以来、初めての雇用統計となります。

市場の反応

雇用統計の発表後、ビットコイン(BTC)の価格は一時的に9万6700ドル(約1402万円)まで小幅に下落しましたが、米株先物は上昇幅を拡大しました。特にナスダック100とS&P500はそれぞれ0.7%の上昇を記録しました。このような動きは、雇用市場の堅調さが投資家に安心感を与えた結果と考えられます。

FRBの利下げ見通し

今回の雇用統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが差し迫っているとの見方を後退させる可能性が高いです。CME FedWatchによると、市場参加者は5月にFRBが利下げを行う可能性を否定しているものの、6月の利下げ確率は約60%、7月のFOMC(連邦公開市場委員会)までに1回以上の利下げを行う確率は90%以上と織り込まれています。

平均時給の動向

雇用統計の他のデータによると、4月の平均時給は0.2%上昇し、予想の0.3%や3月の0.3%を下回りました。前年比では平均時給は3.8%上昇しており、予想の3.9%や3月の3.8%とほぼ同水準です。この結果は、賃金の上昇ペースが鈍化していることを示唆しており、インフレ圧力の緩和に寄与する可能性があります。

まとめ

4月の雇用統計は、アメリカの雇用市場が堅調であることを示す結果となりましたが、平均時給の伸びが鈍化していることは注視すべき点です。市場はこのデータを受けて、FRBの利下げ見通しに影響を与える可能性が高く、今後の経済動向に注目が集まります。

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