トランプ米大統領は1日、米労働省のエリカ・マクエンタファー労働統計局長を解雇するよう指示しました。この決定は、同日朝に発表された7月の雇用統計が過去のデータを下方修正したことに対する不満から来ており、トランプ氏はこれを「政治的な操作だ」と非難しました。
トランプ氏は自身のSNSに投稿し、「彼女は選挙前に雇用統計を改ざんし、カマラ（ハリス前副大統領）を勝たせようとした人物だ」と述べましたが、具体的な証拠は示していません。彼は「重要な数字は公正かつ正確でなければならず、政治的目的で操作されるべきではない」と強調しました。
この発表を受けて、労働省のロリ・チャベス・デレメル長官は、マクエンタファー氏が解任されたことを確認し、ウィリアム・ウィアトロウスキ副局長が暫定的な局長を務めることになると発表しました。トランプ氏は、マクエンタファー氏の後任には「より有能で資格のある人物」を起用する意向を示しています。
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