手塚プロダクションが運営するWeb3.0プロジェクト「TCOM (Tezuka Characters On March)」において、公式二次創作イベント「手塚ユニバース」が開始されました。このイベントは、TCOMを共同運営し、オープンIPプラットフォームを展開するACGWORLDSによって5月1日に発表されました。
TCOMプロジェクトは、暗号資産取引所バイナンス(Binance)が開発をサポートするブロックチェーンBNB Chainのインキュベーションプログラム「MVB9」に採択された実績を持ち、注目を集めています。
イラストコンテスト形式のイベント
本イベントは、手塚治虫の65作品・100キャラクターを題材としたイラストコンテスト形式で、2025年4月30日から7月2日まで開催されます。参加者はイベントサイトを通じて作品を投稿でき、AIツールの利用も可能ですが、使用する際は申告が必要です。
投稿およびコミュニティによる投票プロセスはオンチェーンで実行され、参加者はガス代を負担する必要があります。賞金総額は150万円が用意され、「手塚ユニバース賞」として3名の優秀作品に贈られます。
入賞作品の特典と商業利用の可能性
投票によって選ばれた上位入賞作品にはボーナスが付与されるほか、権利証明としてNFT化され、作者に贈呈されます。また、参加者はXフォローや投票などのタスクを達成することで、TCOMプロジェクトのネイティブトークンである「$TCOM」と交換可能なポイントを獲得できる仕組みも導入されています。
手塚プロダクションの許諾のもと、入賞作品は将来的にグッズ化など商業利用へ展開される可能性も示唆されています。このように、参加者にとっては創作活動を通じて新たなチャンスが広がるイベントとなっています。
まとめ
「手塚ユニバース」は、手塚治虫のキャラクターを愛するファンやクリエイターにとって、自己表現の場を提供するだけでなく、Web3.0の技術を活用した新しい形の創作活動を促進する重要なイベントです。今後の展開に期待が寄せられています。

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