ナスダック上場のeコマース企業ウペクシ(Upexi)は、2025年7月11日に2億ドルの私募資金調達を発表しました。この調達はビッグブレイン・ホールディングスが主導し、ロック済みと現物のSOLによる転換社債形式で実施されます。これにより、同社のSOL保有量は現在の73万6,000 SOLから約165万SOLに拡大する予定です。
資金調達の詳細
資金調達は以下の2つの手法で構成されています。
- 株式募集による純収益: 5,000万ドル
- 転換社債の売却: 1億5,000万ドル
両募集とも来週中に完了予定で、ウペクシは「純収益はSOLの追加購入に使用される」と発表しています。
1億5,000万ドルの転換社債は、購入者が提供するロック済み現物SOLで担保される仕組みです。社債募集完了後、これらのSOLはウペクシのソラナ資産として計上される予定です。
過去の購入と戦略
ウペクシは4月にソラナ中心のデジタル資産戦略を発表し、初回購入資金として1億ドルを調達しました。4月29日の初回購入では約4385万SOLを取得し、その後複数回の追加購入で現在の保有量まで拡大しています。
株価の動向
ウペクシの株価は、最初の急騰後に大幅に下落しています。最高値15.51ドルを記録した後、直近1カ月で約58%下落しました。それでも同社は積極的なSOL蓄積戦略を継続しており、今回の大型調達により企業のソラナ保有量では上位にランクインする見込みです。
このように、ウペクシのSOL保有量の大幅な拡大は、同社のデジタル資産戦略の一環として注目されています。

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