経済産業省は2025年度に、次世代半導体の国産化を目指すラピダスに対し、最大8025億円の追加支援を行うことを発表しました。この支援により、ラピダスへの累計支援額は1兆7225億円に達します。ラピダスは、2027年の量産開始を目指し、2025年4月から北海道千歳市の工場で試作ラインを稼働させる予定です。
ラピダスの背景と目標
ラピダスは、回路線幅が2ナノメートルの次世代半導体の生産技術を開発中で、トヨタ自動車やソニーグループなどが株主として参加しています。量産には約5兆円の巨額な資金が必要とされており、政府は2022年度から毎年国費を投入し、研究開発を支援してきました。
追加支援の内訳
今回の追加支援の内訳は以下の通りです:
- 前工程(基板に回路を形成する工程): 最大6755億円
- 後工程(半導体を最終製品に仕上げる工程): 最大1270億円
この支援は、人工知能(AI)や自動運転システムに不可欠な先端半導体の国内供給体制を構築するための重要なステップと位置付けられています。
今後の展望
経済産業省は、ラピダスの量産を重点的に支援し、国内での半導体生産体制の強化を図る方針です。これにより、次世代半導体の安定供給が期待され、国内産業の競争力向上にも寄与することが見込まれています。

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