フランスの小型家電メーカー Groupe SEB(グループセブ) の日本法人・グループセブジャパン(東京都港区)は、2025年9月16日、同社が展開する「T-fal(ティファール)」ブランドの電気ケトルについて、一部製品のリコールを発表しました。対象台数は 418万台以上 にのぼり、過去最大級の規模となっています。
対象機種と製造ロット番号
リコール対象となるのは、2021年10月から2024年7月までに製造された「アプレシア」「テイエール」など 61機種 の特定製造ロットです。詳細な機種名やロット番号は、グループセブジャパンが公開した特設サイトや案内ページで確認できます。ユーザーはケトル本体に貼付されたラベルから、自身の製品が該当するかどうかを照合できます。
発煙・発火の可能性を確認
同社によれば、「電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、場合によってはコンセント付近で発煙または発火に至る可能性がある」ことが判明しました。これまでに大きな事故報告は確認されていませんが、安全性を最優先に大規模なリコールに踏み切ったとしています。
無償交換プログラムを開始
該当する製品を持つ利用者には、 電源プレートを構造の異なる電源プラグを持つものに無償交換 する対応を実施します。交換の申し込みは、特設ページまたはフリーダイヤルで受け付けており、消費者が安心して利用できるよう体制を整えています。Webサイトでは、ロット番号の確認方法や交換の流れについて画像付きで案内されています。
消費者への注意喚起
グループセブジャパンは、「対象製品を使用中の方は、速やかにロット番号を確認し、該当する場合は使用を控えてほしい」と呼びかけています。消費者にとっては、事故を未然に防ぐためにも早急な対応が重要です。

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