ジ・イーサ・マシン(The Ether Machine)は、子会社イーサ・リザーブを通じて約15,000 ETHを1トークン当たり3,809.97ドルで購入したと発表しました。この購入は約5,700万ドル(約85億円)に相当し、同社の長期蓄積戦略の一環として実施されました。これにより、同社の保有するイーサリアムの総数は334,757 ETHに達し、最大4億700万ドルの追加購入余力を保有しています。
今回の購入は、イーサリアムの10周年記念に合わせて行われ、同社の本格的な資産運用開始を象徴しています。ジ・イーサ・マシンの会長兼共同創設者であるアンドリュー・キーズ氏は、「イーサリアム10周年をイーサへのコミット深化で祝う以上の方法は考えられない」と述べ、イーサを単なる金融資産ではなく、新しいインターネット経済の基盤として位置づけています。
購入資金は、事前に発表された私募から調達した9,700万ドルの現金収益の一部を活用しています。イーサ・リザーブは、残りの収益からも数日中に追加購入を実行予定で、詳細は別途発表される予定です。
ジ・イーサ・マシンは、7月21日にナスダック上場計画を発表しており、SPACのダイナミクス・コーポレーションとの合併により実現する予定です。合併完了時には40万ETH超を保有し、ティッカーシンボル「ETHM」で取引される見込みです。調達額は15億ドル超を見込んでおり、2025年第4四半期までの合併完了を目指しています。

![]() |