銀行株が30年ぶり高値

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2日の東京株式市場では、業種別日経平均株価の「銀行」が前日比2.2%高となり、1996年以来30年ぶりの高値をつけました。高値更新は2週間ぶりです。国内長期金利の上昇による利ざや拡大への期待から銀行株に買いが入りました。

長期金利上昇の背景

国内債券市場では、長期金利の指標となる10年物国債利回りが上昇(債券価格は下落)しました。外国為替市場で円安・ドル高が進み、輸入コスト高が国内の物価を押し上げるとの思惑で債券が売られました。

銀行株上昇のメカニズム

銀行の主な収益源は利ざや(貸出金利-調達金利)です。貸出金利は長期金利に連動しやすい一方、調達は預金中心のため調達金利は政策金利に連動しやすくなります。政策金利の引き上げペースを上回って長期金利が上昇する局面では、利ざやが拡大しやすく、銀行収益を押し上げると期待されています。

銀行株への資金流入の背景

銀行株の上昇には、長期金利上昇による収益改善期待に加え、AI・半導体関連銘柄からの分散先としての需要も寄与しています。マネーが集中する人工知能(AI)・半導体関連銘柄からの分散先として、銀行株は存在感を高めています。日銀が利上げを継続するのに加え、世界最大の米経済が好調さを維持していることから、景気敏感株の代表である銀行には国内外の投資家から資金が流入しています。

今後の見通し

長期金利の上昇、株主還元の積極化、増益基調と、好条件がそろっている銀行株のパフォーマンスは今後も期待できるとの見方があります。3メガバンクは今中間決算時に通期業績予想を上方修正しており、今後も日本の景気が順調に拡大し、日銀の利上げが再開され、金利上昇が続けば、予想EPS(一株当たり利益)は上方修正されることも期待できます。

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