衆院内閣委員会は2026年4月22日、インテリジェンス(情報収集・分析)の司令塔となる「国家情報局」の設置法案を可決しました。この法案は与党の自民党に加え、中道改革連合や国民民主党などの一部野党も賛成し、衆院本会議での可決が見込まれています。法案が成立すれば、参院に送付される予定です。
・法案の概要
この法案では、首相をトップとし、官房長官、外相、防衛相などが参加する「国家情報会議」を新たに設立します。この会議は、インテリジェンスに関する調査や審議を行い、施策をまとめる役割を担います。また、内閣情報調査室(内調)を格上げし、国家情報局として再編成することが決まっています。この新しい局は、各省庁の情報を集約し、総合的な調整権を持つことになります。
・政治的背景と懸念
高市早苗首相は、法案の質疑において、政府の政策に反対するデモ活動が監視対象になることは「一般的には想定しがたい」と述べましたが、野党からは情報が政治利用される可能性について懸念の声が上がっています。特に、個人情報やプライバシーの保護、政治的中立性に関する配慮が求められています。
この法案は、政府のインテリジェンス機能を強化し、情報活動の一元化を図るものであり、特に重要性が高いと判断された法案の一つです。政府は、今国会での成立を目指し、7月には新たな組織を創設する考えを示しています。

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