米オープンAIは8月7日、対話型AI「ChatGPT」の新たな基盤モデル「GPT-5」を発表しました。この新モデルは、従来のモデルに比べてAIが事実と異なる回答をする「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象を80%以上削減したとされています。これにより、正確性が大幅に向上し、より多くのユーザーにとって使いやすいサービスとなることが期待されています。
GPT-5は、無料ユーザーを含む全てのChatGPTユーザーに提供され、特にコーディングや数学、ライティング、医療、視覚認識などの分野で優れた性能を発揮します。オープンAIのCEO、サム・アルトマン氏は、「誰もが博士レベルの知性を利用できる」と述べ、その性能の高さを強調しました。
新モデルは、質問への回答速度や文脈理解能力も向上しており、より複雑な質問にも対応できるようになっています。また、GPT-5は、ユーザーの問いに対してどの程度深く、どれだけの時間をかけて応答すべきかを自動で判断する能力も備えています。
この新しいAIモデルの導入により、ChatGPTの週間利用者は約7億人に達する見込みで、さらなる利用者増加を目指しています。
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