ソラナ（SOL）の公式Xアカウントは12日、「速報（XRP）がソラナに登場」との投稿を行い、XRPのソラナエコシステムへの統合を正式に発表しました。この発表は、先週の投稿でXRPコミュニティの象徴的な数字「589」やリップルのCTOデビッド・シュワルツ氏をタグ付けしたことに続くもので、両エコシステム間の協力関係が具体化する動きとして注目されています。
ソラナはその高速処理能力と低い取引手数料で知られ、DeFi（分散型金融）プロジェクトやステーブルコイン決済において強い存在感を示しています。一方、XRPはリップル社による国際送金インフラや規制当局との連携を通じて、金融機関向けの決済ソリューションとしての地位を確立しています。
wXRPのローンチ
今回の統合に伴い、デジタル資産カストディアンのヘックス・トラストは、原資産XRPと1対1で裏付けられたラップドXRP（wXRP）をソラナで正式にローンチしました。wXRPはレイヤーゼロの技術を活用してクロスチェーン機能を実現し、ソラナを最初の展開先とし、将来的にはイーサリアムやオプティミズムなど複数のブロックチェーンにも対応する予定です。
wXRPのローンチ時点での預かり資産総額（TVL）は1億ドル（約150億円）以上を確保しており、ソラナエコシステムに初日から十分な流動性を提供します。この仕組みにより、ユーザーは規制されていないサードパーティのブリッジに依存することなく、ソラナ上のスワップや流動性提供、担保利用などのDeFiアプリケーションでXRPを活用できるようになります。
期待される影響
この統合により、XRP保有者はソラナの活発なDeFiエコシステムにアクセスできるようになり、レンディングや流動性提供、イールドファーミングなどの新たな運用機会が期待されます。また、XRPの利用が広がることで、ソラナのエコシステムにも新たな需要が生まれる可能性があります。
リップルのCTOデビッド・シュワルツ氏は、この開発を歓迎し、XRPがより多くのエコシステムで機能することでユーティリティが向上すると述べています。今回の統合は、XRPとソラナの両方にとって重要なステップであり、今後の展開に注目が集まります.
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