米大手暗号資産取引所Gemini(ジェミナイ)は、20日にソラナ(SOL)版のGeminiクレジットカードを発表しました。この新しいカードは、ソラナを意識したデザインと設計が特徴で、ユーザーはカードでの支払いを通じて最大10%の報酬を得ることができます。
自動ステーキング機能の提供
今回のソラナ版クレジットカードでは、Geminiとして初めて、報酬を自動的にステーキングできる機能が追加されました。ステーキングとは、仮想通貨を預け入れ、ネットワークの運用に貢献することで報酬を得る仕組みです。この機能により、ユーザーは日常の支出から得た報酬を自動的に増やすことが可能になります。
報酬の詳細
カード利用に応じて、以下のようなキャッシュバックが提供されます:
- 最大4%のキャッシュバック(利用上限300ドル):ガソリンスタンド、EV充電、公共交通機関、ライドシェアでの利用
- 3%のキャッシュバック:飲食店での利用
- 2%のキャッシュバック:食料品購入での利用
- 1%のキャッシュバック:その他の利用
さらに、特定の加盟店での購入に対しては、最大10%のキャッシュバックが提供されることもあります。報酬はソラナに限らず、ビットコインやイーサリアムを含む50種類以上の仮想通貨で受け取ることができます。
背景と市場の反応
Geminiは、ソラナの高性能なブロックチェーンと活発な開発者コミュニティを評価し、ソラナ版クレジットカードのローンチは必然であるとしています。ソラナの価格は前年比で16%超上昇しており、同社はこの勢いを活かして新たな顧客層を獲得する狙いです。
このクレジットカードは年会費が無料で、既存のカード保有者も報酬の受け取りにソラナを選択することで自動ステーキングを行うことができます。Geminiは、これによりユーザーの資産価値の向上を図るとともに、仮想通貨の利用促進を目指しています。

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