マーケティング企業シャープリンクゲーミング(SharpLink Gaming、SBET)は、4億2500万ドル規模のイーサリアム(ETH)準備戦略を発表しました。この発表を受けて、同社の株価は市場開始前取引で一時420%急騰しました。
シャープリンクゲーミングは、ETH購入資金をConsensysやPantera Capital、Galaxy Digital、Electric Capitalといった特定投資家への6110万株の売却を通じて調達するとしており、この取引は今月中に完了する見込みです。具体的には、69,100,313株を1株あたり6.15ドルで提供する計画です。
この動きについて、Bankless Venturesのライアン・ショーン・アダムス氏やBitwise Invest社長のテディ・フサロ氏は、シャープリンクゲーミングの戦略が他の企業にも広がる可能性があると指摘しています。シャープリンク社の創業者兼CEOであるロブ・フィシアン氏は、今回の契約を自社の「重要な節目」と述べており、同社がイーサリアムへの間接的な投資手段となる可能性や、フィシアン氏自身がイーサリアムにおけるマイケル・セイラー氏のような象徴的な存在になることが期待されています。
この発表により、イーサリアムの価格も上昇し、ETHの取引量は急増しています。市場では、シャープリンクゲーミングの動きが暗号資産への関心を高め、今後の企業戦略に影響を与える可能性があると見られています。

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