リップルは18日、傘下の非銀行系プライムブローカレッジ子会社リップルプライム(Ripple Prime)が2億7,500万ドル(約436億円相当)規模の優先無担保債の私募を完了したと発表した。当初の想定から増額されたもので、拡大が続く米国事業を支える資金に充てるという。
調達の概要と資金使途
今回の私募には主要金融市場の機関投資家が幅広く参加した。調達資金は、規制対象事業体における運転資金や一般事業目的に用いられる予定で、マルチアセット対応のクリアリングやプライムブローカレッジ、金融サービスに対する顧客需要の強さが背景にあるという。
発行された優先無担保債は、信用評価会社のKBRAから投資適格級となる「BBB」の格付けを取得した。KBRAはこれまでにも、リップルプライムの発行体格付けとして投資適格級の「BBB」を付与してきた。米投資銀行パイパー・サンドラーが、今回の私募における主幹事を務めた。
経営陣のコメント
リップルプライムのノエル・キメル社長は、初めてとなる今回の債券発行への旺盛な支持について、同社の事業基盤の強さと、伝統金融とデジタル資産の金融インフラが融合する成長分野における長期的なビジョンへの信頼を示すものだと述べた。
同氏はまた、今回の資金調達により人材や技術への投資を進め、野心的な成長計画を実行しながら、世界最大級の非銀行系プライムブローカーとしての地位を強化していく方針だと語った。
事業の背景
リップルプライムは、リップルが2025年10月にマルチアセット対応のプライムブローカー「ヒドゥンロード(Hidden Road)」を約12.5億ドルで買収して設立された。同社は年間3兆ドル以上の清算取引高を持ち、300以上の機関投資家顧客を抱える。買収以降、同社の収益は3倍以上に増加しており、年間清算取引高も拡大している。
また、リップルプライムは2026年5月にはニューバーガー・スペシャルティ・ファイナンス運用のファンドから2億ドルの融資枠も確保しており、機関投資家向けプライムサービスやマージンファイナンスへの需要拡大に対応している。

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