ソフトバンクが設立した次世代メモリー開発会社「SAIMEMORY(サイメモリ)」は、2026年4月22日に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援事業に選ばれたことを発表しました。この支援により、初期のメモリー開発費の約半分が国から援助されることになります。
NEDO支援事業と共同研究
SAIMEMORYは、NEDOの支援事業において代表を務め、米インテルが基盤技術を提供します。また、理化学研究所も共同研究先として参加し、独自の積層構造やデータ伝送方式を取り入れた次世代メモリー「ZAM(Z-Angle Memory)」の商用化を目指しています。このプロジェクトでは、2027年度までに約80億円を投じて試作品を開発し、2029年度には量産体制の構築を目指す計画です。
資金調達の進展
同日、SAIMEMORYは研究開発に向けた資金調達も実施し、富士通、日本政策投資銀行、理化学研究所、ソフトバンクが合計で約40億円を拠出することが決まりました。この資金は、次世代メモリー技術の開発に向けた重要なステップとなります。
ソフトバンクの国際事業戦略
さらに、ソフトバンクグループ(SBG)は、傘下の英アームで最高経営責任者(CEO)を務めるレネ・ハース氏を国際事業のトップに任命しました。ハース氏は、SBGが人工知能(AI)インフラの覇権を狙っている中で、アームが開発する半導体を中心に成長を目指す姿勢を強めています。
ハース氏は、SBGの海外子会社を統括するソフトバンクグループインターナショナル(SBGI)のCEOにも就任し、国際的な半導体事業の拡大を図る方針です。
結論
SAIMEMORYの次世代メモリー開発プロジェクトは、国の支援を受けて進展しており、AIやデータセンターの需要に応える新たな技術の実用化が期待されています。また、ソフトバンクの国際事業戦略も、半導体とAIの融合を通じてさらなる成長を目指しています。これにより、日本の半導体産業の競争力強化にも寄与することが期待されます。
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