仮想通貨決済インフラ企業のリップルは、2026年1月26日にサウジアラビア最大手金融機関の一つであるリヤド銀行のイノベーション部門「Jeel」と戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。この提携は覚書(MOU)の形で行われ、国際送金の効率化、デジタル資産カストディ、資産トークン化の3分野を中心に、ブロックチェーン技術の実用化を探ることを目的としています。
リヤド銀行は総資産1300億ドル(約19.5兆円)を超え、サウジアラビアの金融システムにおいて重要な役割を果たしています。この提携は、サウジアラビアの経済多角化計画「ビジョン2030」を支援する取り組みの一環として位置づけられています。両社はJeelの規制サンドボックス内で概念実証を共同開発し、リップルの技術を管理された準拠環境でテストする予定です。
リップルは中東地域での事業拡大を加速させており、2025年3月にはドバイ金融サービス機構(DFSA)からライセンスを取得し、5月にはアラブ首長国連邦のZand銀行やフィンテック企業Mamoと提携、10月にはバーレーンFintech Bayとの協力を発表するなど、湾岸諸国での存在感を強めています。
同社のステーブルコイン「RLUSD」は流通規模が既に13億ドルを超えており、今回の大手銀行との提携により、リップルは中東の金融デジタル化推進における存在感を高めることになるでしょう。

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