大手ラーメンチェーン「天下一品」を運営する天一食品商事は、8月24日に京都市中京区の新京極三条店で提供された「こってりラーメン」のスープに、体長約1センチのゴキブリの死骸が混入していたことを発表しました。この問題は、ラーメンを食べていた20代の女性客からの申告によって明らかになりました。
現在のところ、健康被害は確認されていないものの、同店とフランチャイズ系列店の「河原町三条店」は営業を停止しています。運営会社は、専門業者による害虫駆除を実施し、全店舗に対して衛生管理の徹底を指示しました。
運営会社は「ご迷惑をおかけしたことを深く反省し、信頼回復に向けて誠心誠意取り組んでまいります」とコメントしています。また、混入の原因については調査中で、再発防止策を策定するまで営業を再開しない方針です。
この事件は、ラーメン業界における衛生管理の重要性を再認識させるものであり、消費者の信頼を損なう結果となりました。

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