ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、2025年9月5日に行った米ABCテレビのインタビューで、ロシアのプーチン大統領が提案したモスクワでの首脳会談を拒否し、逆にプーチン氏がウクライナの首都キーウに来るべきだと提案しました。
ゼレンスキー氏は、「我が国が毎日ミサイルや攻撃を受けている中、私はモスクワに行けない。テロ国家(ロシア)の首都には行けない」と述べ、モスクワ訪問の不可能性を強調しました。彼は、プーチン氏もこの状況を理解しているはずだと指摘し、モスクワ開催の提案が実現不可能であることを示唆しました。この提案は、対話の姿勢を装いつつ、実際には首脳会談を妨げる意図があるとの認識を示しました。
プーチン氏は、3日の記者会見で「準備ができていれば、ゼレンスキー氏はモスクワに来ればいい」と述べ、会談の可能性を排除しない意向を示しましたが、ゼレンスキー氏の正統性に疑問を呈する発言もありました。ゼレンスキー氏は、プーチン氏の提案が会談を先送りする狙いがあると考えているようです。

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