石破茂首相、埼玉県八潮市の県道陥没事故を受けてインフラ老朽化対策を指示

2025年2月20日、石破茂首相は中野洋昌国土交通相と官邸で会談し、埼玉県八潮市で発生した県道陥没事故に関する対応を協議しました。首相は、事故の原因究明とともに、全国的な生活インフラの老朽化対策を検討するよう指示しました。

中野国交相は、事故対応の現状を報告し、21日に国土交通省で再発防止に向けた有識者委員会の初会合を開く予定であることを説明しました。記者団に対して、中野氏は「埼玉県と連携し、必要な支援をする方針も報告した。スピード感を持ち、しっかり対応したい」と強調しました。

また、首相は埼玉県の大野元裕知事とも面会し、財政と技術面での支援を求める要望書を受け取りました。事故原因が下水道管の腐食によるものであると考えられることから、首相は「日本各地でインフラの点検が必要だ」と述べ、全国的なインフラの安全性確保の重要性を訴えました。

この一連の対応は、近年増加しているインフラの老朽化問題に対する政府の取り組みの一環であり、今後の具体的な対策が期待されます。事故の再発防止とともに、国民の安全を守るための迅速な行動が求められています。