起業家のイーロン・マスク氏は、2025年6月3日にトランプ米政権が7月にも成立を目指す減税延長法案を再び批判しました。マスク氏はこの法案が財政破綻を招くとして、「この法案に賛成した者たちは恥を知れ」と糾弾しました。彼の発言は、政権を離脱した後もトランプ大統領との溝が深まっていることを示しています。
マスク氏はX（旧ツイッター）で、「申し訳ないが、もう我慢の限界だ」と述べ、「豚肉が詰まった法案」と表現し、無駄な支出の多さを強調しました。この法案は、トランプ氏が「大きく、美しい法案」と称して推進しているもので、所得税減税の延長や国境管理強化のための支出が含まれていますが、マスク氏は「財政赤字を減らすどころか、さらに拡大させる」と批判しています。
彼の発言は、共和党内でもこの法案に対する批判が高まっている中でのものであり、トランプ氏は法案への支持を固めようとしていますが、マスク氏の公然たる非難は大統領との対立姿勢を鮮明にしています。
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