ラピダス、2ナノ半導体の試作品を初公開

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最先端半導体の国産化を目指すラピダスは、18日に回路線幅2ナノメートルの半導体試作品を報道陣に初公開しました。この試作品は、4月に稼働した北海道千歳市の工場で生産され、動作確認も行われています。ラピダスは2027年の量産開始を目指しており、海外の競合に追いつくための重要なステップと位置付けています。

顧客獲得が最大の課題

ラピダスは、量産化に向けたスタートラインに立ったものの、完成度を高めることができるかどうかが最大の課題です。特に、顧客獲得の成否が今後の成長に大きく影響するため、同社はサプライヤーや顧客候補約200人を千歳市内のホテルに招待し、試作品を披露しました。

技術力のアピール

ラピダスは、試作した2ナノメートルプロセスのGAA(ゲート・オール・アラウンド)トランジスタの動作を確認し、量産化に必要な技術力をアピールする狙いがあります。小池社長は、今回の成功を「考えられないスピードで実現した」と評価し、顧客に期待を持ってもらえると確信しています。

政府の支援と資金調達

政府はラピダスに対して、これまでに累計で1.7兆円超の支援を決定していますが、民間からの資金はトヨタ自動車やソニーグループなどの主要8社による73億円の出資にとどまっています。量産化に向けてはさらに3兆円以上の資金が必要とされており、ラピダスは資金調達に躍起になっています。

この試作品の公開は、ラピダスにとって重要なマイルストーンであり、今後の展開に注目が集まります。

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