ゲーム開発大手のgumi社は、2025年6月11日にSBIホールディングスと共同で上場仮想通貨の運用ファンドを組成することを発表しました。このファンドは数十億円規模の私募ファンドとして、3年間の運用を予定しています。主な目的は、DeFi（分散型金融）を活用したインカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙うことです。
ファンドの運営と出資比率
このファンドは商法上の匿名組合として設立され、SBIが51%、gC Labs（gumiの子会社）が49%の出資比率で運営されます。仮想通貨市場の時価総額が500兆円規模に成長し、機関投資家の資金流入が加速する中、両社は金融とブロックチェーン技術を組み合わせた高パフォーマンス運用を目指しています。
gumi社の仮想通貨への取り組み
gumi社は2018年から仮想通貨分野への投資を本格化し、ノード運営やブロックチェーンゲーム開発などで実績を積んできました。2022年にはSBIグループと資本業務提携を結び、子会社gC Labsがステーキングやヘッジ取引を通じてビットコインを上回る運用成果を確認しています。
さらに、gumi社は2025年2月に10億円規模のビットコイン購入を決議し、国内上場企業として初めてBabylonプロトコルのバリデータに参画しました。この戦略により、ビットコイン価格の上昇とステーキング報酬の両方から収益を得ることを目指しています。
結論
gumi社とSBIホールディングスの共同ファンド設立は、急成長する仮想通貨市場における新たな投資機会を提供するものです。両社の強力なパートナーシップとgumi社の豊富な経験が、今後の運用成果に大きく寄与することが期待されます。
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