Coinbaseは6月5日、XRPをラップしたトークン「cbXRP」とドージコイン(DOGE)をラップしたトークン「cbDOGE」を、同社のレイヤー2ブロックチェーン「Base」でローンチしたことを発表しました。これにより、XRPやドージコインの相互運用性や実用性が向上し、ユーザーはこれらのトークンをDeFi(分散型金融)プラットフォームで活用できるようになります。
ラップとは
ラップとは、特定の仮想通貨を別のブロックチェーン上で利用できるようにするために、代替トークンを発行することを指します。cbXRPとcbDOGEは、イーサリアムのERC-20規格に準じて発行されており、各トークンはCoinbaseが管理するXRPとDOGEに1:1で裏付けられています。
Baseの特徴
Baseは、Coinbaseが支援するイーサリアムのL2チェーンであり、現在のTVL(Total Value Locked)は約36億ドルで、市場の占有率は37%を超えています。このプラットフォームでは、他にもビットコインをラップした「cbBTC」やイーサリアムをラップした「cbETH」が展開されています。
発行状況
ローンチから約1日後の時点で、cbXRPの時価総額は約487万ドル、保有者数は348人、cbDOGEの時価総額は約175万ドル、保有者数は179人となっています。これにより、ユーザーはXRPとドージコインをBase上のDeFiプラットフォームで活用し、収益を生み出す機会が広がります。

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