分散型動画処理プラットフォームのLivepeer(LPT)は、韓国の大手取引所Upbitへの上場発表を受けて、価格が2倍以上急騰しました。同じく上場発表に含まれたPocket Network(POKT)は、6倍以上の暴騰を記録しています。これらのトークンは、主要な仮想通貨が下落する中で逆行高となり、投資家の注目を集めています。
Upbit上場の影響
Upbitは韓国最大級の仮想通貨取引所であり、新規上場銘柄への資金流入が大きいことで知られています。今回の上場により、LPTとPOKTへの注目度が急上昇し、投資家の買い圧力が集中しました。具体的には、LPTは上場後に150%の価格上昇を見せ、最高で$14.20に達しました。
AI動画処理技術の新発表
Livepeerの価格上昇には、Upbitへの上場発表に加え、5月31日に公表されたAI動画処理技術の新発表も寄与しています。同社は「AI時代のオープン動画インフラ構築」を掲げ、リアルタイムAI動画処理と分散型GPU活用による新たな創造技術の実現を目指しています。この新技術は、ComfyUIやComfyStreamといったツールを活用し、テキストから画像生成や動画変換、ライブ翻訳などの生成AI機能を低遅延で適用可能としています。
市場の反応
LPTとPOKTの急騰は、特に他の仮想通貨が下落している中での異例の動きです。LPTは、Grayscaleが新たに設立した「人工知能暗号セクター」に含まれたことも、価格上昇の要因とされています。このセクターには、急成長を遂げている20のトークンが含まれており、LPTはその中でも特に注目されています。
このように、LivepeerとPocket Networkは、Upbitへの上場と新技術の発表を背景に、急激な価格上昇を遂げており、今後の動向が注目されます。

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