株式および暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームのeToroは、2025年5月13日の夕方にナスダック市場に上場し、1株52ドルの初値をつけました。この上場により、同社は600万株を売却し、約3億1000万ドル(約456億円)を調達しました。企業評価額は42億ドル(約6170億円)に達しています。
市場の反応と背景
eToroの株式は、予想をはるかに上回る需要を受けており、初値は市場の予想範囲を大幅に超えました。この上場は、ドナルド・トランプ大統領が世界各国の首脳と関税協定について協議を進める中で、米国全土の市場で数カ月間の厳しい状況が続いた後に行われた最初の企業となります。
多くの企業が上場を延期していた中、eToroはブルームバーグの報道により、計画を再開していることが明らかになりました。今後、eToroは「ETOR」のティッカーシンボルで取引される予定です。
この成功した上場は、eToroの強い市場ポジションを示すものであり、他の取引プラットフォームにとっても良い前例となるでしょう。市場の不確実性が続く中、eToroのIPOは投資家の関心を集め、金融サービスへの需要が依然として強いことを示しています。円を超えるとの予測もあり、投資家の関心が高まっています。

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