ストライプ、Paradigmと共同で「テンポ」ブロックチェーンを開発中

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Crypto

米決済大手ストライプ(Stripe)が、暗号資産ベンチャーのParadigmと共同で「テンポ(Tempo)」と名付けられたブロックチェーンを開発していることが、8月3日付けでBlockchain Associationのウェブサイトに掲載された求人情報で明らかになりました。この求人情報はその後削除されました。

求人情報の内容

募集されていた職種は、フォーチュン500企業での経験を持つプロダクトマーケターであり、エンタープライズ分野への注力を示唆しています。フォーチュン(Fortune)によると、これはストライプが企業向けのサービスを強化する意図を持っていることを示しています。

ステーブルコイン特化型ブロックチェーンの動向

最近、ステーブルコイン特化型のブロックチェーン開発が相次いでいます。例えば、トークンセールで3億7300万ドル超を調達した「プラズマ(Plasma)」や、テザー(Tether)のUSDTに特化した「ステーブル(Stable)」などがあります。さらに、サークルがレイヤー1ブロックチェーン「アーク(Arc)」を開発していることも明らかになっています。

ステーブルコインの時価総額は2700億ドル(約40兆円)に達しており、トランプ大統領がステーブルコインの規制枠組みを提供する「ジーニアス(GENIUS)法」に署名したことを受けて、関心が高まっています。

テンポの特徴

「テンポ」は、イーサリアム互換の「高性能、決済特化型」レイヤー1ブロックチェーンとして開発されています。プロジェクトはステルスモードで進められており、関係者によると開発チームは約5人程度の規模のようです。ネイティブトークンを備えるかどうかは現時点では不明です。

ストライプの暗号資産戦略

このブロックチェーンの開発は、ストライプの暗号資産戦略をさらに前進させるものです。同社は昨年10月にステーブルコインプラットフォームのブリッジ(Bridge)を11億ドルで買収し、暗号資産ウォレット・スタートアップのPrivyも買収するなど、Web3領域での機能強化を進めています。また、ステーブルコインに関連して銀行との提携も模索しています。

ストライプの動きは、暗号資産市場における競争が激化する中で、同社の成長戦略において重要な役割を果たすと期待されています。

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