エーザイと米バイオジェンは、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ(製品名レケンビ)」の皮下注射タイプ「レケンビ アイクリック」について、米国で治療初期から使用できるようになった。米食品医薬品局(FDA)が治療初期に使う承認を取得し、8月下旬に米国で発売される。
投与方法の変化と利便性向上
従来の初期治療では、2週間に1回、医療機関で静脈注射による投与が必要だった。皮下注射タイプを使うことで、患者本人や周囲の介助者が在宅で投与できるようになり、通院や看護の負担軽減が期待できる。
米国では治療開始から1年半が経過した患者を対象に、皮下注射タイプの「レケンビ アイクリック」をすでに販売していた。今回の承認により、治療を始めたばかりの人も皮下注射タイプが使えるようになり、治療の選択肢が広がる。
承認・発売の経緯
皮下注射タイプの承認は、2025年8月にFDAが週1回の皮下注射による維持投与を承認したことに続くものだ。今回の承認により、治療開始時から週1回の自己投与が可能となる。
レカネマブは米国や日本、中国、韓国、欧州連合(EU)など53の国・地域で承認を取得している。皮下注射タイプは2025年11月に日本でも承認申請されている。
価格設定
皮下注射剤の基準価格は1本(360ミリグラム)当たり375ドルで、年間で1万9500ドルに設定されている。なお、レカネマブ全体の米国での患者1人当たりの年間卸業社購入価格(WAC)は2万6500ドルに設定されている。
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