ユニスワップ、収益モデルを刷新しUNIトークンの焼却を提案

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Crypto

分散型取引所(DEX)大手のユニスワップ(Uniswap)は、2025年11月11日に新たな収益モデルを発表しました。この提案は「UNIfication Proposal」と呼ばれ、プロトコル手数料をUNIトークンの焼却に回すことを目的としています。

新提案の概要

ユニスワップの創業者であるヘイデン・アダムス氏とUniswap Labs、Uniswap Foundationが共同で発表したこの提案では、長年議論されてきた「Fee Switch(フィースイッチ)」を正式に有効化します。これにより、プロトコル収益の一部が流動性提供者(LP)に分配されるのではなく、UNIトークンの焼却に回されることになります。

  • バーンの目的: バーンは、流通量を減少させることで残存トークンの相対価値を向上させる仕組みです。ユニスワップで発生するスワップ手数料は年間27億ドルを超え、この手数料の一部がUNIの供給削減と直接連動することになります。
  • 規制環境の変化: ヘイデン・アダムス氏は、これまでこの提案が実施されなかった背景には米国の規制と法務対応コストがあったと説明しています。しかし、最近の規制環境の変化により、提案の実行が可能になったとしています。

流動性提供者への配慮

新たに導入される「Protocol Fee Discount Auction(PFDA)」では、最大抽出可能価値(MEV)の一部をプロトコルに内部化し、UNIバーンへ回す仕組みが設けられます。また、Uniswap LabsのUI・Wallet・APIの手数料を0%に引き下げ、プロトコルの採用拡大を図る方針も示されています。

市場への影響

この発表を受けて、UNIトークンは約30%上昇し、一時9ドル台に達しました。提案が承認されれば、UNIの供給が大幅に減少し、トークンの価値向上が期待されます。

ユニスワップのこの新しい収益モデルは、DeFi市場全体におけるトークンの価値捕獲のロジックを再定義する可能性があり、業界の注目を集めています。

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