シンガポールの仮想通貨金融サービス企業、アンバー・グループ傘下のアンバー・インターナショナル・ホールディング(ナスダック:AMBR)は、7月3日に2550万ドル(約37億円)の私募調達を完了したと発表しました。この資金は、同社の1億ドル規模の仮想通貨エコシステム・リザーブ戦略の強化に活用される予定です。
著名な機関投資家が参加
今回の私募には、CMAGファンズ、マイル・グリーン、パンテラ・キャピタル、チョコアップ、キングキー・フィナンシャル・インターナショナルなど、著名な機関投資家が参加しました。アンバー・インターナショナルは、5月に発表したリザーブ戦略の一環として、ビットコイン、イーサリアム、ソラナへの投資を行っており、現在はBNB、XRP、スイへの展開も進めています。
革新的プロジェクトへの支援
調達資金は、リアルワールドアセット(RWA)やAI関連のエージェントファイなどの革新的プロジェクトを支援するために使用される予定です。同社は、次世代Web3金融インフラの領域でのリーダーシップを強化する方針を示しています。
株価の動向
ナスダック・グローバル・マーケットに上場している同社の株価(AMBR)は、3日に6.7%下落し、過去5日間で21.75%、過去1か月で約17.3%の下落を記録しています。アナリストは、機関投資家の参加が示すリスク許容度と市場評価のギャップに注目しています。

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