エウレカ・エンターテイメントが運営するブロックチェーンゲーム「コインムスメ ドリームレース!」は、2025年12月26日15時をもってサービスを終了することを発表しました。この決定は、2023年7月にDiscordを開設してから約2年半の運営を経てのものです。
サービス終了の背景
運営側は、ゲーム収益の一部でゲームトークンを買い支える設計を採用していたものの、収益によるトークン支援モデルの持続性を維持することが困難になったと説明しています。また、ゲームのログインに使用していたウォレットサービス「Facewallet」の終了や、上場取引所からの上場廃止警告など、外部要因への対応コストが継続的に発生したことも、運営継続を難しくする要因となったとのことです。
今後の「コインムスメ」
ゲームは終了しますが、IPとしての「コインムスメ」は引き続き運用されます。X(旧Twitter)やDiscordでの活動は継続され、Discordは「生徒会」をはじめとするユーザーに運営を移譲し、コミュニティ運営を続ける予定です。また、楽曲やプロモーションビデオ(PV)などは段階的にYouTubeの公式チャンネルでアップロードされる予定です。
同社の代表である辻拓也氏は、自身のXで独自トークン「MusmeCoin(MSM)」について、今後も分散型取引所(DEX)上での売買が可能になる見込みであると述べています。
業界の現状
「コインムスメ」は、仮想通貨をモチーフにしたアイドルキャラクターが登場するPlay to Earnゲームとして、昨年11月に本格リリースされました。板野友美氏のアンバサダー就任や、STEPN運営との提携などで話題を集めていましたが、近年、国内発のブロックチェーンゲームの早期サービス終了が相次いでおり、業界全体でトークノミクスの持続可能性や新規プレイヤーの獲得が課題となっています。
関連情報として、仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」や、板野友美がアンバサダーに就任したことも注目されています。

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