RippleXは、XRP Ledger（XRPL）のメインネットワークに新たな自動マーケットメイカー（AMM）機能「XLS-30」をローンチしたと発表しました。この機能は、XRPL上で動作するネイティブの分散型取引所（DEX）の役割を果たし、ユーザーが流動性を提供することで報酬を得られるシステムです。DeFi（分散型金融）領域やNFT（非代替性トークン）市場での活用が期待されています。
XLS-30の開発は、コミュニティ主導で進められ、DevNetでのテストとバリデータの投票を経て完成しました。RippleXによると、このAMMは他の第三者が開発したAMMやDEXと比較して、コミュニティによる徹底した検証を経ているため、信頼性が高いとされています。また、ローンチ後も継続的にコミュニティによるモニタリングが行われ、不具合が発見された場合は迅速な解決が期待できると述べています。
しかし、ローンチ後にいくつかのプールでトランザクションが正常に実行されていないという問題が発見されました。この問題は、DEXのペイメントエンジンが複雑な支払い経路でAMMプールとオーダーブック間の流動性を適切にルーティングできていないことに起因しています。RippleXはこの問題を特定し、解決に向けた作業を進めており、ユーザーには新たに資産をプールすることの停止と、既に受け取ったLPトークンの償還を検討するよう推奨しています。
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