仮想通貨のパーペチュアル契約取引プラットフォームを提供するdYdXが、年末までに米国市場への参入を準備していることがロイターの報道で明らかになりました。総取引高が1.5兆ドルを超える同プラットフォームは、米国でSolana(ソラナ)およびその他の関連する暗号資産の現物取引を提供する計画を立てています。
dYdXの社長であるEddie Zhang氏は、米国参入に際して取引手数料を「全面的に」引き下げる計画を発表しました。具体的には、手数料を50から65ベーシスポイントの間で最大半額にすることを目指しています。
さらに、米国証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)は、先月の共同声明で米国の規制されたプラットフォームで暗号資産の永久契約取引を許可することを検討していることを示唆しています。Zhang氏は、「米国の規制当局が最終的に分散型プラットフォームがそれらの商品を提供できるようにガイドラインを提供することを期待している」とコメントし、米国におけるさらなる規制整備を望んでいることを明らかにしました。
dYdXの米国市場への参入は、仮想通貨取引の新たな展開を示すものであり、今後の動向に注目が集まります。

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