アイスランド気象当局は16日、南西部レイキャネス半島で火山が噴火したと発表しました。この地域では2021年に火山活動が再開して以来、噴火が頻発していますが、現時点では首都レイキャビクや周辺の航空便への影響は出ていないとのことです。
レイキャネス半島の噴火は、中心部の火口からではなく、地殻の長い亀裂から溶岩流が発生するのが特徴です。専門家によると、この噴火は数百年にわたって断続的に続く可能性があると指摘されています。
近くの町はかつて4000人近くが暮らしていましたが、2023年に避難指示が出されて以降、閑散としています。過去の噴火では、温泉施設として人気の「ブルーラグーン」や発電所も溶岩による危険にさらされたことがあります。
 |  |