コインベース、収益獲得可能な「Base App」を発表

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Crypto

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは、2025年7月17日にソーシャルネットワーキング、ミニアプリ、チャット、決済、トレーディングなど多様な機能を持つ新アプリ「Base App」を発表しました。このアプリは、セルフ・カストディウォレット「Coinbase Wallet」を「エブリシングアプリ」としてリブランドしたもので、イーサリアム(ETH)L2チェーンBase上で動作します。ベータ版のウェイティングリスト登録は7月16日から開始されています。

ソーシャルネットワーク機能での収益化

「Base App」では、ユーザーが自分のコンテンツに対する反応に応じて報酬を得ることが可能です。分散型SNS用のオープンプロトコル「Farcaster」を搭載したソーシャルフィードにより、投稿の作者はNFT(非代替性トークン)プラットフォーム「Zora」を通じて各投稿をトークン化し、チップや売上から直接収益を得ることができます。この機能により、仮想通貨ユーザーだけでなく新たなユーザー層を呼び込むことを目指しています。

多彩なミニアプリと決済機能

「Base App」には、ゲームから予測市場まで数百ものミニアプリが組み込まれています。ユーザーはワンタップでのステーブルコインUSDC決済を行い、暗号化されたメッセージング機能を使ってコンテンツを共有したり、AI(人工知能)エージェントと取引したり、送金することも可能です。また、米国のユーザーは「Base App」でUSDCを保有することで、最大4.1%のAPY(年利)報酬を獲得できます。

ステーブルコインと収益源の多様化

コインベースは、取引サービスに加え、収益源の多様化にも取り組んでいます。ステーブルコイン、ステーキング、カストディなど、サブスクリプションおよびサービス事業からの収益もこれに含まれます。特に、同社のブライアン・アームストロングCEOは、USDCをナンバーワンのステーブルコインにすることを目指していると述べています。

USDCの市場状況

USDCはコインベースとサークル社が共同で立ち上げたステーブルコインで、両社は収益分配契約を結んでいます。現在、ステーブルコイン市場ではテザー社のUSDTが他を大きく引き離しており、その時価総額は約24兆円に達しています。一方、2位のUSDCの時価総額は約9兆円です。

コインベースの「Base App」は、ユーザーに新たな収益機会を提供し、暗号資産の利用をさらに広げることを目指しています。

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