日本円建てのステーブルコイン「JPYC」が、正式発行開始から約18日間で累計発行額2億円を突破したと発表されました。この発行は2025年10月27日に始まり、14日時点でのチェーン別発行量は以下の通りです:
- ポリゴン: 1.3億JPYC
- イーサリアム: 4,200万JPYC
- アバランチ: 3,570万JPYC
JPYCは、1JPYCが1円で裏付けられた「電子決済手段」型のステーブルコインであり、発行残高の100%以上を日本円建資産(預金や日本国債)で保全しています。この仕組みにより、JPYCの需要は国債の需要に転換されることが期待されています。
JPYC株式会社は、今後3年間で累計10兆円規模のJPYC発行を目指す方針を示しており、現在の発行額はその初期段階にあたります。また、JPYCの保有アドレス数は約2.7万件に達し、発行・償還サービス「JPYC EX」の口座開設数は6,000件を超えています。
さらに、JPYCの利用促進のために、さまざまなキャンペーンが実施されており、特にポリゴンチェーン上での取引が全体の98%を占めています。JPYCは、企業連携やリアル決済領域での社会実装を進める方針を持っており、2026年2月には次世代金融カンファレンス「MoneyX」での発表も予定されています。

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