クルーズ船「MVホンディウス」でのハンタウイルスの集団感染疑いに関して、世界保健機関(WHO)は8日に新たに1人の感染を確認し、感染者は合計6人に達したと発表しました。これらの感染者はすべて「アンデス型」と呼ばれるヒトからヒトへの感染が可能なタイプであり、他に2人についても感染の疑いが強いとされています。この8人のうち3人がすでに死亡しています。
新たに感染が疑われているのは、南大西洋の英領トリスタンダクーニャ島で下船した男性です。一方で、これまで感染が疑われていた1人は検査で陰性だったことが確認されています。WHOや各国政府は感染拡大の封じ込めに全力を挙げており、米国務省はクルーズ船がスペイン領カナリア諸島に到着次第、米国人乗客の帰国を支援するためのチャーター機を手配することを明らかにしました。
米疾病対策センター(CDC)は、今回のハンタウイルスの発生を緊急対応が求められる「レベル3」に分類しました。このレベルは、緊急対応の態勢では最も低いレベルとされていますが、CDCは現地に職員を派遣し、帰国後は中西部ネブラスカ州で隔離措置を受ける予定です。
クルーズ船「MVホンディウス」は、テネリフェ島に向けて航行中で、到着は10日早朝の見込みです。スペイン当局は、乗客の下船に向けた準備を進めており、感染者の追跡や隔離措置が強化されています。

![]() |


