鳩山由紀夫元首相、中国「抗日戦勝80周年」記念行事に出席 反省と謝罪を表明

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2025年9月3日、中国・北京市で「抗日戦勝80周年記念行事」が開催され、日本からは鳩山由紀夫元首相が出席しました。この記念行事は中国共産党が主催し、習近平国家主席をはじめとする各国の首脳が参加。軍事パレードや記念演説を通じて、歴史を振り返り国際社会にメッセージを発信する場となりました。
鳩山氏はこの場で「日本人の一人として反省と謝罪の気持ちを持って参加した」と発言し、国内外から大きな注目を集めています。

鳩山由紀夫氏「反省と謝罪の気持ちで参加」

鳩山氏は帰国後のインタビューで、今回の式典参加について「多くの命を奪ってしまった歴史を直視し、反省と謝罪の気持ちを込めて出席した」と説明しました。総理経験者としての立場から「過去を鏡とし、未来の平和構築に役立てることが必要だ」と強調。

国内では「元首相が中国主導の式典に出席すること」への賛否両論が渦巻いていますが、本人は「批判があるのは理解している。しかし、歴史を直視する姿勢こそ必要」と語りました。

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習近平主席の演説を「ありがたく感じた」と評価

式典では習近平国家主席が演説を行い、「悪かったのは軍国主義者であり、一般の日本人は悪くなかった」と述べました。鳩山氏はこれを「日本人を一括して否定せず、区別して話していただいたことにありがたさを感じた」と振り返りました。

この発言は1972年の日中国交正常化の際、周恩来首相や毛沢東主席が示した「軍国主義者と一般人民を区別する」という姿勢を踏襲したものであり、両国の歴史的な関係の文脈に位置づけられます。

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国内批判を意識しつつも「出席してよかった」

鳩山氏は「国内から批判の声がある」と認めつつも、出席の意義については「歴史を事実として直視しなければならない。総理経験者として、その責務があると感じた」と説明しました。
また、「厳粛な気持ちで式典に臨んだ」と振り返り、「やはり参加してよかった」との結論に至ったとしています。

国内世論は分かれています。ある層は「元首相が謝罪を続けることは国益を損なう」と批判する一方で、別の層は「歴史を反省し続ける姿勢は未来志向の外交に不可欠」と評価しており、今後も議論を呼ぶことは必至です。

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北京での式典の様子と国際的意味

今回の抗日戦勝80周年記念行事は、北京・天安門広場で軍事パレードを含む大規模な式典として実施されました。北朝鮮の金正恩総書記をはじめとする各国首脳が出席し、中国が「国際社会の中心的な存在である」とアピールする外交イベントの色彩も強かったといえます。

こうした場で日本の元首相が姿を見せたことは、日中関係の未来を考えるうえで象徴的な意味を持つといえるでしょう。

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まとめ

鳩山由紀夫元首相の「抗日戦勝80周年記念行事」出席は、日本国内に波紋を広げつつも、歴史をどう受け止めるべきかを改めて問いかけています。
習近平主席が「軍国主義者と一般国民を区別する」と述べたことを肯定的に捉えた鳩山氏は、「歴史を鏡として未来を築く」ことの重要性を強調しました。

日中関係は経済・外交の両面で切り離せない存在です。今回の出来事は、過去と未来をつなぐ一つの象徴的な出来事として、長く議論されることになるでしょう。

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