ドイツ銀行、デジタル資産事業の強化を検討

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Crypto

ドイツ銀行は、独自のステーブルコインの発行やトークン化預金の導入を検討していることが、ブルームバーグの報道で明らかになりました。デジタル資産・通貨変革責任者のサビ・ベザド氏は、特に米国における良好な規制環境がステーブルコインの成長を促進していると述べています。

ステーブルコインの可能性

ドイツ銀行は、準備金管理者としての役割から、単独またはコンソーシアムによるステーブルコインの発行まで、さまざまな選択肢を持っています。4月には、ドイツ銀行とスタンダード・チャータード銀行が米国での仮想通貨事業への参入を検討しているとの報道もあり、ステーブルコイン事業がその一環として位置づけられています。

現在、米国ではステーブルコインに関する規制法案が審議中であり、法案が成立すれば、さらに多くの企業がこの分野に参入する可能性があります。ステーブルコインは、価格が安定している仮想通貨であり、米ドルなどに裏付けられてその価値を保つことを目的としています。

ドイツ銀行の取り組み

ドイツ銀行はすでにデジタル資産分野において、スイスのTaurusと提携し、デジタル資産のカストディおよび発行基盤の構築を進めています。2023年には、デジタル資産市場が数兆ドル規模に成長すると見込まれており、銀行はクライアントのニーズに応えるためにカストディサービスを強化する必要があるとしています。

また、2024年11月にはフィンテック企業Partiorに出資し、ブロックチェーンを活用したトークン化された金融商品のアトミック決済を提供する計画も進行中です。アトミック決済は、取引の両サイドの手続きを同時に行うことで、決済リスクや信用リスクを大幅に低減する手法です。

結論

ドイツ銀行のデジタル資産事業の強化は、金融業界における重要な動きであり、今後の規制の進展や市場の反応が注目されます。特に、ステーブルコインの導入は、銀行の競争力を高め、新たな顧客を引き付ける可能性を秘めています。

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