Circle Internet Group、IPOで約11億ドルを調達

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Crypto

米国のステーブルコイン「USDC」を発行するCircle Internet Groupが、6月4日に新規株式公開(IPO)で約11億ドルの資金調達を完了したと報じられました。Circleと既存株主は、3,400万株を1株31ドルで売却し、当初計画の8億9600万ドルを大幅に上回る調達額を実現しました。

IPOの詳細と市場の反応

このIPOには、当初予定の25倍を超える応募が殺到し、株価は当初予想レンジの27〜28ドルを上回る水準で決定されました。これにより、Circleの時価総額は69億ドル、完全希薄化後の評価額は81億ドルに達する見込みです。株式はニューヨーク証券取引所(NYSE)でティッカー「CRCL」として取引が開始される予定です。

主幹事はJPモルガン・チェース、シティグループ、ゴールドマン・サックスが務め、長期保有志向の投資家への株式配分が優先されました。特に、キャシー・ウッド率いるARKインベストメント・マネジメントが最大1.5億ドル、ブラックロックがIPO株式の約10%取得に関心を示しています。

Circleの市場シェアと規制の影響

Circleが発行するUSDCは、2023年3月末時点でステーブルコイン市場の29%のシェアを占め、時価総額609億ドルで業界2位の規模を誇ります。米議会でのステーブルコイン規制法案審議が進む中、規制の明確化により市場の正当性向上と競争激化が予想される状況でのIPO実現となりました。

このIPOは、暗号資産市場への期待の高まりを背景に、Circleの成長を示す重要なステップとなっています。今後の展開が注目されます。

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