2025年5月14日、バイナンス(Binance)や韓国のコインワン(Coinone)などの複数の取引所がネクスペース(NXPC)を上場させました。この上場により、取引開始からわずか3時間で10億ドル(約1450億円、1ドル145円換算)の取引高を記録し、価格は115%急騰しました。
ネクスペースの背景
ネクスペースは、韓国のゲーム開発会社ネクソン(Nexon)のブロックチェーン部門が展開するプロジェクトで、オンチェーンのアイテム所有権を特徴とするPC向けロールプレイングゲームを提供しています。このゲームは、プレイヤーがゲーム内アイテムを実際に所有できる仕組みを持ち、ブロックチェーン技術を活用しています。
バイナンスアルファの特典
バイナンスアルファ(Binance Alpha)では、187アルファポイントを貯めたユーザーが198NXPC(現在価格で629ドル相当)を請求できる特典があります。アルファポイントは、バイナンスの取引所またはバイナンスウォレットで暗号資産を保有することで貯められます。このプラットフォームは、ポイントを貯めることで新規発行トークンをユーザーに配布するサービスを提供しています。
市場の反応と取引高
NXPCは、時価総額5億5000万ドル(約798億円)、完全希薄化後価値(FDV)32億ドル(約4640億円)で上場しました。FDVは総供給量に資産価格を掛けて算出される一方、時価総額は流通供給量のみで計算されます。取引高のうち、2億4000万ドル(約348億円)以上はバイナンスで発生しており、韓国の取引所アップビット(Upbit)でも1億ドル(約145億円)相当の取引高が記録されました。
この急激な価格上昇と取引高の増加は、ネクスペースのブロックチェーンゲームに対する期待感を反映しており、今後の市場動向に注目が集まっています。

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