EigenLayerは、イーサリアム（ETH）のメインネット上で、リステーキング（再ステーキング）サービスとEigenDAを提供開始しました。これにより、ユーザーは自分の資金を選択したオペレーターに委任し、オペレーターはEigenLayerに登録してAVSを利用することが可能になりました。AVS（Actively Validated Services）は、EigenLayer上で様々なプロジェクトが登録できるシステムです。
EigenLayerはまた、イーサリアムのスケーラビリティ改善を目指し、データ可用性（DA）ソリューション「EigenDA」を開発しています。これは、データのアクセス性、可用性、信頼性を高める技術です。現在、EigenLayerでは410万以上のイーサリアムがリステーキングされており、新たなイーサリアム・バリデーターの70%がこのプラットフォームを利用しています。
しかし、今回のメインネットローンチには、AVSからのプロトコル内支払いや不正行為を防ぐ「スラッシュ」機能は含まれておらず、これらは2024年後半に導入される予定です。フランクリンテンプルトンによると、イーサリアム供給量の1％がEigenLayerに預けられ、その平均預入量は2023年6月の8,000ETHから2024年3月には170ETHまで急増しました。また、VC大手Andreessen Horowitz（a16z）はEigen Labsに1億ドル（約152億円）を投資しています。
EigenLayerのこの動きは、イーサリアムエコシステムにおけるリステーキングとデータ可用性向上の重要な一歩であり、その将来性に注目が集まっています。
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