公式トランプミームコイン（TRUMP）が7日にトロンネットワークへの展開を発表しました。この新たな展開により、USD1ステーブルコインとの取引ペアがsun.ioプラットフォームで開始されることになります。USD1は、トランプファミリーの仮想通貨DeFiプロジェクト「World Liberty Financial（WLFI）」が発行したステーブルコインで、米国政府短期国債や米ドル預金などに100%裏付けされています。
TRUMPは2025年1月18日にソラナネットワークで発行され、総供給量は10億トークンです。現在の流通時価総額は約17億ドルで、価格は8.5ドルで推移しています。しかし、7月18日には5億2000万ドル相当のトークンがアンロックされる予定で、流通供給量が20%増加することから、希薄化リスクが懸念されています。
トロンネットワークへの移行は、TRUMPの採用を促進し、プロジェクトの勢いを取り戻す狙いがあると見られています。トロンは高速な取引速度を持ち、幅広い利用者層を有するため、TRUMPにとって有利な環境となるでしょう。
一方で、アンロックによる価格の安定性への影響や、プロジェクトチームによる組織的な売却の懸念も指摘されています。市場では、トランプミームコインの今後の動向に注目が集まっています。
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